
マイホーム建築を考える場合、まずどのような土地に建てるかを考えその後どのハウスメーカーに依頼をするかを考えます。日本においてハウスメーカーは大小を含め多数あり、大手ハウスメーカーや地域に密着したハウスメーカーなど様々です。ほとんどのハウスメーカーでは対応やサービスに関して共通していますが、異なる点は坪単価になります。
坪単価は一坪あたりの建築費を指しており、この坪単価の計算は建物本体の価格から延べ床面積で割ることでてきます。一見共通しているように感じますが、延床面積の定義には実際に明確に決められたルールがないため、この部分がハウスメーカーごとに異なる点となります。
坪単価の相場は大手の場合だと、ローコスト住宅を選んだ場合は20万から50万ほど、通常の住宅を建てる場合は70万円以上になります。これだけの差がでてくるのは施工方法が異なること、浴槽やキッチンなどの標準装備のグレードが高くなることなどが理由として挙げられます。ただし、ローコスト住宅だからといって完成度が低いわけではなく、様々な工夫によって下げることができるようになっています。
坪単価がハウスメーカーによって異なるのは、売るときにお得に見せたいから、手数料や外構などは費用に含まれていないことが多い、さらに本体工事に含まれていない項目がある、施工面積と延べ床面積に差があるなどの理由があります。仮に分譲された住宅を購入した場合、冷房設備は標準としてついていないことが多く、雨戸やカーポートなどの追加工事が必要となってしまうことが多いです。見積書を見て本体工事がどこまでを指しているのかを確認することが大切です。
大手のハウスメーカーの方が施行に関して高くなる特徴があるのは、人件費やモデルルームの維持管理費、広告宣伝費などがあるためです。室内の設備に関してはどこのハウスメーカーも差がないので、予算と相談をしてどういったグレードのものを使用していくかを考えます。なお、壁紙などは後で変更をすることができ、さらに10年ほどで汚れてきてしまうものであるので、比較的安価なものにしておくと良いです。
住宅の場合、内装よりも外装が大変重要になってきます。日本家屋のように1階と2階の床面積が異なってしまうと、それだけでこぼことした部分が出てくるので外壁量が増えてしまい、その分コストがかかってしまいます。費用を抑えるためには1階と2階の床面積を同じにすることがポイントとなり、正方形に近い形であればあるほど費用を抑えることができます。